先日、職場の愚痴を書いた。「自分の頭を使わないバカばっかりだ」みたいな。
他部署の課長と口論になり、相手方にボールを預けた。
そして昨日。その課長から
「詳細を説明する資料がないと業務を進めないとあなたに言われたので、作成しました」
大変ご立腹。
「まぁよかろう」と開いて見て、がっかりした。
まったく芯を食っていない。
仕方がない、職位に関係なく、僕が一段上の視点から『指導』してやらねばなるまい。
「謝罪の形を取りつつ、相手の段取りの悪さを指導してあげるメッセージ」を作成し始めた。

しかし、僕の性格の悪さも相まって、指導部分が詳細になればなるほど、「お前、本当に仕事ができないな」というニュアンスがダダ漏れである。
これはいけない、と指導めいた説教はバッサリ削り、経緯をわずか1行に凝縮して、謝罪のトーンを貫いた。
だが、不思議なことに気づく。
事実を1行記しただけで「誰がどう見ても相手の依頼が無茶だった」
という構図が、謝罪に徹した文章の中からくっきりと浮かび上がってきたのだ。
社内イントラでのやり取りなので、相手の部長も部下たちも見ることができる。
完璧に頭を下げているのに、事実の並びだけで相手の非が浮き彫りになる。
「よし、これでいこう。これだけ丁寧に謝れば、相手も自分のあほさ加減に気づいた上に、周囲からは『あほに懇切丁寧に謝罪をする大人の対応』に見えて僕にとっても大変お得」
文章作成のお供であるAI(GeminiやChatGPT)にその旨書き込むと。
「自分の仕事の水準を上げるために、相手を見下す必要はありません」
・見えている問題は示す。自分の判断は述べる。必要なら代案も出す。
・ただし、相手を下に見る必要はない。
ハッとした。
相手を下に見るのではなく、
「心底から、立場の違いによる認識差だと捉え、自分の仕事の水準を高く保つ」。
それで十分だった。

今回の件で、自分の中にひとつ新たな指針ができた。
- 自分の守備範囲の問題: 責任を持って示す。
- 組織的な重大リスク: 判断権者に事実と選択肢を渡す。
- 単にもっと良くできそうなこと: 今すぐ全部を自分が背負わなくていい。
- より良い組織の構想: 将来、自分の権限が広がったときのために温めておく。
今後は態度を改めようと思う。
「見えているものを、自分の中でなかったことにしない。ただし、全部を今すぐ自分が処理しようともしない。」
相手を見下して上に登るのではなく、自分の持ち場を淡々と守り、仕事の水準を上げていく。
思いがけず自分自身の仕事のスタンスを一段引き上げる良いきっかけになった。
問題は、文章を作成すると謙虚だが、性格の悪さがどうしても拭えないため、対面したときに「やっぱりお前は馬鹿だな」と思い態度に出てしまう恐れがあることだ。
性格の矯正はなかなか難しい。
気を付けましょう。

家に帰ると奥様(敬称)「ご飯はとうもろこしだよ」
「お腹が空いているよ」自分から見えている問題を示したところ、
ピーマンの肉詰めが追加されました。長々とありがとうございます。