既に今週のお題ではなくなってしまっているだろうけど、「ケガの思い出」の続き。
中学生時代の三角飛びの鍛錬を経て高校時代に思い出したように三角飛びをして着地を失敗。
見事左足首をごりんと捻り、病院送りになったのであった。
部活が始まる前に足首を捻った僕は、痛さのあまり意識が朦朧としていた。
グラウンド脇のベンチに座っていたが目の前は真っ暗で見えていなかった。
いつの間にか呼ばれた親が僕を抱えて車に運んだ。
後から考えるとかなり情けない光景だったと思うが、その時は自覚する余裕がなかった。
そのまま病院に行き、医師に診てもらう。
骨折ではないことはすぐに分かったようだ。
折れていると少しの衝撃でかなり痛みが響くらしいがそんな症状はなかった。
ただの捻挫か靭帯の損傷か、レントゲンを撮ると確実にわかるようだがそこまでしなかった。
医師に「捻った方の足だけで片足で立ってみて。」
と指示された。
かなり痛かったのだがとにかく痛めた足で片足立ちをして、そこから何かしらの診察が始まると考えた。
立てというのなら立たねばならぬ。
痛みに耐えふらふらする足首を体幹と気力で必死にこらえて片足で立った。
しばらく頑張っていると「もうよい」と言われたので椅子に座った。
「靭帯が切れていると痛みとバランスが取れないことによって片足立ちはできない」のだそうだ。
よって捻挫であると判断され、一週間後にまた来るようにと湿布をもらい松葉杖を借りて帰った。
果たしてそれから一週間経ったのだが痛いままだし腫れは全く引いていなかった。
医師はどうやらおかしいなと思ったようでレントゲンを撮ってみた。
するとどうでしょう。
「きれいにバチっと切れていますね」
とおっしゃった。
「このくらい綺麗に切れると縫うのも楽で、くっつきやすいですよ」と嬉しそう。
あんた先週「捻挫」って言ったがな。
どうやら昭和生まれの体育会系高校生が目上の人の言いつけに従うときのひたむきさを侮っていたようだ。
痛かろうが何だろうがやれと言われればやるし、靭帯が切れてても立てと言われれば立つのだ。
立たないと診察できないと思ったから一生懸命頑張ったのだ。
かくして何の準備もなくそのまま手術室に送られて無事靭帯の手術が行われた。
それ以来足元に気を付けて少し慎重に生きるようになった。
しかし、その10数年後にロッククライミングを始め岩から落下して死にそうな目に遭うとか(誇張ではなく本当に死ぬ)、泥酔したまま縁石をダッシュして再び靭帯を損傷するとか。
頭が足りないのは治る気配はなく、年をとってもやってること大して変わらないよねぇ~と自分自身感心したりする。
多くのおじさんおばさんがそうだと思うのだが、年を重ねても二十歳そこそこの頃とあんまり変わってないのではないでしょうか。
きっとたぶん僕だけではないと思う。
ちなみに昨日のアイナメは無事に捌いたのでわが家は平和です。

